森の植物は人間と同じように、愛し合っては憎しみ合って生活している!?
広報課 ウズメ
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もくじ ――
お世話になっております。 わたくし、「うずめ」といいます。豆知識やちょっとしたショートコラムを担当していきますので、ご覧いただけると幸いです。
それでは、参ります。
愛と憎しみのシンフォニー
静かそのものの森では、実は目には見えない植物同士の戦いが繰り広げられています。
生態系の形成へ
植物の成長は、土壌や気候に左右されるだけでなく、周囲の植物から強い影響を受けます。植物同士の相性の良し悪しや力関係などによって、種類や量などが決まっていき、一定の群落(生態系)が形成されるのです。
ほとんどが敵だらけ
動物や植物もまた植物の敵なんです。
フィトンチッド発動(殺菌)
動物に対しては、トゲや毒を武器にして身を守り、微生物に対してはフィトンチッドを空気中や土の中に発散して自らを保護しています。
植物の見方ももちろんいる
植物と動物という関係ではカブトムシとクヌギ、アゲハチョウとカラタチなど、植物同士ではクロマツとアカマツ、オランダイチゴとマツなどです。
森の生態系を感じる
「木も生きているんだよ」 小さいころによく耳にしたことがあります。
このように植物はあるときはあい寄り、またあるときは反発しあい、森の中は愛と憎しみのシンフォニーでいっぱいなのです。まるで生活ですね。 ニンゲンと同じように「生きている」を感じます。