・東山風景林
明治期に国に移管されるまで、地元の寺社の領地として木材や副産物を生産することにより寺社を経済的に支えるほか、境内と一体となった荘厳な森林景観を形成することにより宗教的な役割も果たし、山麓には多くの社寺、貴族の別荘が建てられ、足利義政の銀閣寺もその一つです。現在においても、国有林として景観保全を柱とした管理が行われており、銀閣寺、清水寺、八坂神社、南禅寺といった歴史的・文化的に重要な社寺仏閣の背景林(借景)として親しまれています。
・銀閣寺山国有林
尾根筋にアカマツ、それ以外の箇所は、落葉広葉樹が分布しています。高台寺山国有林は、清水寺裏山にヒノキ・シイの混交林が、将軍塚周辺や山裾にはシイを主体とした常緑広葉樹が、その他は落葉と常緑の広葉樹が生育しています。
京都伝統文化の森推進協議会は、増えすぎたシイの伐採やヤマザクラ、イロハモミジ等の植栽による景観的に美しい森林づくり、歩道周辺の除伐による快適性の向上に取り組んでいます。